まほろば御朱印紀行

日本のまほろばを探して、社寺散策をしています。 社寺散策の日記を中心にいろんなブログを書きます。

赤城山

岩神稲荷神社(群馬県前橋市昭和町)5

KIMG4794
 群馬県前橋市の中心部から少し北の群馬大学付属病院の近くに神社は鎮座していました。

 神社専用駐車場はありません。北側には生協がありたしたので停めさせて頂きました(´・ω・`)


 こちらの神社の由緒は、次の通りです。
「上野厩橋(前橋)藩初代藩主であり、雅楽頭系酒井家宗家初代の酒井重忠公(1549〜1617)が巨岩に稲荷大神を勧請したことから岩神稲荷神社と称され、神社の名称から岩神村(現:岩神町)の地名がつきました。また、主祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)となっていますが木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)もお祀りしています。
 主な年間行事は、初午祭(2月)・春季例祭(4月)・秋季例祭(9月)・歳旦祭(12月)なります。当社は前橋東照宮が兼務しています。」


 群馬大学付属病院の近くにあり、朱色の鳥居と巨石が印象的な神社です。
KIMG4775
 社殿になります。
KIMG4776
 祭神は倉稲魂命と木花咲耶姫命。稲荷神社なので倉稲魂命を祭神とするのはわかるが、何故木花咲耶姫命も祀られているのだろうか?通常富士山信仰の浅間神社に祀られているが、赤城山の噴火の時に飛んできた岩あるので、山の神的な感じで祀られているのだろうか?

 その巨石は「飛石」と呼ばれ、国指定天然記念物になっています。赤城山の噴火の時に飛んできた岩のようです。
KIMG4777
 案内板がありましたので由緒は記しておきます。
「国指定天然記念物 岩神の飛石
 周囲が約60m、高さは地表に露出した部分だけで9.65m、さらに地表下に数mは埋もれているこの大きな岩は、『岩神の飛石』と呼ばれています。昔、石工がノミをあてたところ、血が流れ出したという伝説があります。岩は赤褐色の火山岩で、地表には縞のような構造も見えます。しかし大きさのそろった角ばった火山起源の岩や石が多い部分もあります。この岩は火口から溶岩として流れ出したものではなく、火口から噴出した高温の火山岩や火山灰などが冷えて固まってできたものと考えられます。
 この地点より約8km上流の坂東橋の近くの利根川ぞいの崖では、10万年以上も前に赤城山の山崩れでできた厚い地層の中に同じ岩が認められます。このことから、この岩は赤城火山の上半部が無くなるほどの大規模な山崩れに由来することがわかります。さて前橋の街の地下には、『前橋泥流』と呼ばれる地層が厚く堆積しています。これは約2万年前に浅間山で起こった山崩れが、水を含んで火山泥流に変化して流れてできた地層です。この地層の中にも、岩神の飛石と同じような石が多く含まれています。またここは火山泥流の堆積後、平安時代以前までの間に、利根川が流れていたところでもあります。
 これらのことから、この岩は現在の坂東橋のあたりの堆積していた地層の中から、約2万年前の火山泥流によりこの近くまで押し流されてきたものと思われます。さらにその後の利根川の洪水によって、今の場所まで運ばれてきたと考えられます。岩神の飛石は、私たちに前橋とその周辺の自然の歴史とその営みを教えてくれます。
文化庁・群馬県教育委員会・前橋市教育委員会」

 飛石の所にも祠があり「岩神稲荷神社」と刻まれていた。奥の宮なのだろうか?

 御朱印は、土曜日の10時より15時まで社務所で受け付けています。それ以外は前橋東照宮社務所にて「書き置きの御朱印」が授与されています。初穂料300円です。




神社名:岩神稲荷神社
鎮座地:群馬県前橋市昭和町三丁目29‐11
祭 神:倉稲魂命 木花咲耶姫命
社格等:旧村社

二宮赤城神社 御朱印&交通安全ステッカー(群馬県前橋市二宮町)5

KIMG4732
 群馬県前橋市二宮町に鎮座する神社。

 最寄り駅は、JR両毛線「駒形駅」になります。徒歩では・・・


 こちらの神社の由緒は、次の通りです(大修館書店刊『日本の神仏の辞典』による)。
「群馬県前橋市二之宮町の旧郷社。祭神は大国主命。例祭は4月15日。春・秋の神幸祭、7月31日の夏越祓(茅輪くぐり)がある。
 垂仁天皇の御代に創祀されたと伝える。後冷泉天皇の勅願所となる。源頼朝が崇敬し社領一百石を寄進し社殿を造営した。永禄年間(1558〜1570)に烏有に帰した。大胡城主の歴代が崇敬し、安政二年(1855)に正一位を受ける。」

 また、臨川書店「神道大辞典(縮刷版)」によると次の通りです。
「群馬県勢多郡荒砥村大字二ノ宮に鎮座。郷社。大穴牟遅神・彦狭島命・天津日大御神・級津彦姫命を主神とし、少彦名命外十四神を配祀す。
 『国内神名帳』所載『正五位上赤城若子明神』を本社に充つる説あるも詳かでない。
 古来武門の尊敬が篤かったという。
 例祭日、4月15日。」


 鳥居
KIMG4722
 参道を進むと神代橋。
KIMG4716
 渡ると神門です。
KIMG4717
 手水舎。
KIMG4718
 社殿になります。
KIMG4720
 こちらの神社は、上毛三山の「赤城山」をご神体とする「山岳信仰」の神社になります。社殿の北側には赤城山がそびえていると思います。
 赤城神社は、延喜式内社で上野国二宮の論社となっている。その有力三社(大洞赤城神社、三夜沢赤城神社、二宮赤城神社)のうち、この二宮赤城神社は「里宮」ではないかと言われています。因みに大洞赤城神社は山宮、三夜沢赤城神社は本宮ではないと言われています。
 境内の由緒が書かれている案内板によると、東京都の牛込に鎮座する神楽坂赤城神社は、こちらの神社からの勧請だそうだ。因みに神楽坂赤城神社の祭神は「岩筒雄命、赤城姫命」のニ柱が祀られている。

 時期が時期だけに七五三の祈祷、お宮参り等の祈祷はしていただけると思われる。勿論厄除、交通安全、商売繁盛もだ。

 境内。
KIMG4721
 朝晩は寒くなりましたが、日中はまだ暖かいので参拝しやすいです。
 参道や境内には杉があるが、春先は花粉症の人は困るかもしれない(´・ω・`) 

 神門をくぐり、左側にある授与所にて「交通安全ステッカー(初穂料300円)」を頂きました。この授与品の説明文がついてありました。
KIMG4731
「【陸上海上航空 交通安全祈願ステッカー】
●ステッカーの貼り方
この交通安全のステッカーは裏紙の切り口よりはがし、油気をよくふきとってから車の後部にお貼りください。又は、玄関等に貼ってください。

●交通安全の守護札として
あなたのご身体・お車・お家・お船等の安全をお守りしますが、尚一層の安全運転に心がけて下さい。
 (注)尚、年に2、3回たびかさね祈念し、新しく貼り替えますと御身を導き尚一層厄災をまぬがれます。」

 御朱印は、授与所で頂きました。御朱印代は「お気持ちで」だそうです。由緒書きは頂けます。




神社名:二宮赤城神社
鎮座地:群馬県前橋市二之宮町886番地
祭 神:大己貴命 豊城入彦命 他十五柱
相 殿:大山祇命 他八柱
社格等:延喜式内社(明神大社)  旧郷社 上野国二宮

大洞赤城神社 オリジナル御朱印帳&殿方御守り(群馬県前橋市富士見町)5

 群馬県前橋市にある赤城山の大沼に鎮座する大洞赤城神社に11月2日に参拝する。
 場所が場所だけにだいぶ寒い。12時頃の参拝だが気温は12℃しかない。しかし、紅葉の時期だけに参拝者は多いが大沼付近は紅葉は終わりに向かっている感じ。

 手水舎
KIMG4708
 社殿
KIMG4707
KIMG4710
 賽銭箱前には参拝者が列を作っていた。待っている間にも参拝者の列が増えていった。

 参拝をし、境内の右側にある授与所にて「オリジナル御朱印帳」と「殿方御守り」を頂く。

●オリジナル御朱印帳(初穂料1,700円、御朱印代別)
KIMG4713
 袋には、御朱印のいわれや御朱印帳の扱いについて記載がありました。
 「『印』は古来より神聖視され、大切に扱われてきました。
 御朱印は、かつて神仏に御経を奉納した証しに記帳を受けそれが現在のように変化したものとされています。そのため、神札に準ずる尊い証でもあります。普段は神棚や神聖な場所にお納めください。特に、この御朱印帳は、皆様の道中安全と足腰健康が祈願されています。」

 十二単?を着た「赤城姫」が描かれている。赤で鮮やかだ。
 参拝が多く、御朱印の対応に苦慮しているのか、現在は「印刷の御朱印」の対応をしている。以前は墨書きをしていただけたのだが、残念である。今回は御朱印は頂いていない。
 この他に季節の御朱印帳(初穂料2,000円)、社殿が描かれた御朱印帳(二種類、初穂料1,700円)があった。いずれもオリジナルである。
 大きさは「横12僉濬18僉廖∋羲舛鷲當未任△襦

 裏面には道中安全と足腰健康が祈願されており、神璽め押されています。
KIMG4774
 何だかありがたい感じがします。

●殿方御守り(初穂料1,000円)
KIMG4715
 袋には殿方御守りの説明が書かれていた。記載する。
「赤城山は、古く、神住む山として崇められ、主祭神『赤城大明神』の御神威は全国に広がり、朝廷、幕府の尊崇も深厚でした。江戸時代、前橋藩主・酒井雅樂頭は徳川家康公を相殿にお祀りし、以来、文武の神様として信仰され、多くの武道が奉納されてまいりました。この御守りは、日本の心を伝え、男性方を譲り導きくださいますように特別に御祈願されています。」

 この殿方御守りは、男性専用の授与品となる。「白・黄・黒」の三種類があった。
 「姫御守り」もあり、そちらは女性専用のとなっており、殿方御守り同様に数種類あった。


 冬時は、スタッドレスタイヤでないと上がれないと思いますので、この時期に訪れました。






神社名:大洞赤城神社
鎮座地:群馬県前橋市富士見町赤城山4‐2
祭 神:赤城大明神 大国主神 磐筒男神 磐筒女神 経津主神
相 殿:徳川家康公 大山咋神
社格等:旧郷社 延喜式内社 上野国二宮
札所等:全国東照宮めぐり
    上野国十二社巡拝

大洞赤城神社 夏期限定御朱印(群馬県前橋市富士見町)5

KIMG4267
 こちらの神社の由緒は以下通りです(大修館書店刊『日本の神仏の辞典』による)。
「勢多郡富士見村赤城山大洞の旧郷社。祭神は赤城大明神・豊城入彦命・磐筒男命・磐筒女命・徳川家康・大己貴命ほか八柱。例祭は5月8日の山開祭。8月8日の沼祭りには納鏡がある。
 赤城山頂の大沼・小沼は千古の神秘をたたえ、赤城大明神と沼神を祀る。崇神天皇の皇子の豊城入彦命が東国経営にあたり沼霊と大己貴命を奉斎し、允恭・用明天皇の御代に創建されたと伝える。大同二年(807)に大洞に遷座。前橋城主の崇敬があり大老酒井雅楽頭忠清が社殿を造営。徳川家康を合祀して将軍家の処遇を受ける。昭和四十五年(1970)に現在の小鳥ヶ嶋に遷された。」


 赤城山を御神体とする山岳信仰の神社になります。
KIMG4262
KIMG4263
KIMG4264
KIMG4265
 御朱印は、境内の右側にある授与所で頂けました。限定御朱印のみで直接御朱印帳への揮毫はなしです。御朱印代は300円です。




神社名:大洞赤城神社
鎮座地:群馬県前橋市富士見町赤城山4‐2
祭 神:赤城大明神 大国主神 磐筒男神 磐筒女神 経津主神
相 殿:徳川家康公 大山咋神
社格等:旧郷社 延喜式内社 上野国二宮
札所等:全国東照宮めぐり
    上野国十二巡拝

月田近戸神社(群馬県前橋市粕川町)5

KIMG4125
 群馬県前橋市の中でも旧粕川町に神社は鎮座していました。

 駐車場は門前と神社の北側にありました。


 こちらの神社の由緒は、境内の案内板によると次の通りです。
「当社は東国を鎮定した豊城入彦命の媛宮が字丸山に勧請 した社を延暦十三年(七九四)に移築したものと 言われている。
現在の社殿は、鎌倉時代の宝治元年(一二四七)に 造営されたものと言われ、その後何度か改築された。
 昔は地蔵の鎮守神・産土神として信仰されるとともに、 赤城神社と同じく赤城山信仰による里神であり 神仏習合時代は、小沼(粕川の水源)の本地仏である 虚空蔵菩薩をお祀りしていた。
 六百年の伝統を誇る獅子舞と華麗な神輿を舁いでの 御川降り神事に伴う粕流し神事は『粕川』の由来として 有名である。」


 鳥居になります。
KIMG4121
 社殿になります。
KIMG4117
 社殿内部。
KIMG4120
 境内社。
KIMG4116
 野口雨情の童謡碑
KIMG4119
 狛犬。
KIMG4112
KIMG4113
 御朱印は、境内北側にある宮司さん宅にて頂けました。御朱印代は300円です。




神社名:月田近戸神社
鎮座地:群馬県前橋市粕川町月田1261番地
祭 神:大己貴命 豊城入彦命
相殿神:大物主命 誉田別命 伊弉諾尊 伊弉册尊 少名彦名命 大山咋命 素盞嗚尊 大山祇命 大日孁尊 火産靈命 宇賀魂命 菅原道眞 保食命 稚産靈 埴山姫命 木花開耶姫命
社格等:旧村社
読者登録
LINE読者登録QRコード
記事検索
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
livedoor プロフィール

まほろば

まほろばと申します。

「社寺参詣道 代表師範」になります。

社寺巡りや散歩を趣味にしています!
リンクやトラックバックはご自由に。ただしアダルト系は困ります。
コメントもしていただくと嬉しいです。

いろんな情報もコメントしてください。

QRコード
QRコード
LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
カテゴリ別アーカイブ
Twitter プロフィール
日本のまほろばを探して社寺を参詣してます。社寺参詣道代表師範&御朱印ブロガーです。伊勢神宮・靖国神社・世良田東照宮・久能山東照宮・鳳来山東照宮の各崇敬会に入会しています。 取得資格:普通自動車免許、2級ファイナンシャルプランニング技能士、日商簿記検定2級、秘書検定2級、神社検定参級、全経電卓検定3級、安全衛生推進者
メッセージ
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ