太田市の南西部、世良田山長楽寺の隣にある神社になります。
最寄り駅は東武伊勢崎線「世良田駅」になります。徒歩で神社まで15〜20分位かと思われます。
駐車場は神門の左右にありました。自動車は10台位は停められそうです。
また、新田荘歴史資料館(URL:http://www12.wind.ne.jp/tomohm/ )の駐車場も利用できそうです。
こちらの神社の由緒は、次の通りです(大修館書店刊『日本の神仏の辞典』による)。
「新田郡尾島町世良田町の旧郷社。徳川家康ほか十九柱を祀る。例祭は4月17日。
寛永二十一年(1644)に天海僧正が徳川家光の命により、日光東照宮の古殿を始祖である義季の墳墓がある長楽寺境内に移築し創建した。
拝殿は日本最古の東照宮建造物である。」
また、東京堂出版刊「神社辞典」によると次の通りです。
「群馬県新田郡尾島町世良田。旧郷社。
当地は江戸幕府の祖先・世良田徳川氏の発祥の地という。寛永二十一年(1644)三代将軍家光の命を受けた天海僧正が、徳川氏遠祖・義季の墳墓が存する当地長楽寺境内に日光東照宮の古殿を移し創建した。したがって歴代将軍の修復・寄進など重んずべきものがあった。
本殿・拝殿・中門の建造物、社宝の太刀(銘了戒)、大鉄灯籠は重要文化財。
例祭4月17日」
1月3日午前10時より世良田東照宮の崇敬会にあたる「三ツ葉葵会」の会員が集まり祈祷祈願が行われました。
その際の授与品です。
「祈祷済御神札(家内安全・開運招福)・守護矢・交通安全御守・健康箸(1膳)・撤饌(葵の御紋の入った瓦煎餅)」が頂けました。別途初穂料は納める必要はありません。
通常の祈祷は、5,000円と10,000円の2種類があります。5,000円の祈祷の授与品は「祈祷札(小)・願意に応じた御守・健康箸(1膳)・撤饌」、10,000円の祈祷の授与品は「祈祷木札(大)・願意に応じた御守り・健康箸(2膳)・撤饌・御神酒」になります。厄除、方位除、家内安全、学業成就等の祈祷が受けられます。
まだ三が日のため参拝者や祈祷祈願や授与品を受ける方々が多かったです。
境内社にあたる「開運稲荷社」が鎮座していました。
こちらの神社の由緒は、次の通りです(案内板より)。
御神札と御守りがありました。
「創建当初の『稲荷社』は、当地に古くから祀られていた神様で、開運招福・商売繁盛・五穀豊穣に特にあらたかなご利益のある神様であります。東照宮の修復の際はこの稲荷社も幕府より手厚い保護が成されてきました。
明治二十五年(1892)同世良田山内に鎮座していた世良田五社稲荷の一社と伝わる『開運稲荷社』を合祀。
明治四十年(1907)『開運稲荷社』は、小社合祀奨励により、旧世良田村小角田『稲荷神社』、旧世良田村上矢島の勝手神社末社『稲荷社』、旧木崎村高尾の久呂住神社末社『稲荷社』と共に東照宮に合祀。
平成八年(1996)現在地に社殿が新築成り、遷座祭が斎行。御宮に合祀されていた全ての稲荷社が御遷座され、現在の『開運稲荷社』となる。
例大祭 三月初午日(旧暦)」
御神札(一体700円)と御守り(一体500円)になります。御札を戴きました。
私は祈祷の際の授与品の他に「三ツ葉葵の描かれた御守り」を一体頂きました。初穂料700円です。
葵の御紋が描かれているので、ついつい「この紋所が目に入らぬか!」と言いたくなります。
三が日は御朱印は書き置き対応になります。
オリジナル御朱印帳あり。
神社名:世良田東照宮
鎮座地:群馬県太田市世良田町3119‐1
主祭神:徳川家康公
配祀神:菅原道真公 倉稲魂命 須佐之男命 伊弉冉命 火産霊命 大穴牟遅命 誉田別命 建御名方神 豊城入彦神 外十柱
社格等:旧郷社