最寄り駅は、秩父鉄道「御花畑駅」になります。
寺院専用の駐車場はありました。
こちらの神社の由緒は以下通りです(境内の案内板による)。
「市指定史跡札所十五番
母巣山少林寺
十五番札所は、もと秩父神社の傍にあった蔵福寺でしたが、明治維新の際廃寺となりこの少林寺が札所をうけついだものです。
本堂は入母屋造りで、前は千鳥破風つきの向拝をふして総体を漆喰込めで洋風が加味されております。
本尊は十一面観世音です。境内には明治十七年の秩父事件に殉職した窪田、青木両警部補の墓もここにあります。
その昔、近江賢田の商人、湯尾峠をとおりし折、怪者数人語り合うをきくと『今年は江州に疫病流行させんとしたが、定朝の十一面観音に阻まれてそのことならず、東に行き彼の地を荒さん』とさては疫神ならんと恐れ、定朝自作の十一面観音を授かり、仏意の霊験によりこの地に堂を建立し祭りたため疫難を免れたという縁起があります。
昭和四十年一月二十五日 秩父市教育委員会指定」
山門になります。
境内には牡丹が植えられていますが、残念ながら時期が・・・
十五番札所は、秩父神社の別当を務めていた母巣山蔵福寺でしたが、明治初期の神仏分離、廃仏毀釈で残念ながら廃寺の憂き目にあってしまい、こちらの少林寺が移転し札所を引き継ぎました。
秩父半僧坊大権現堂です。
寺院名:母巣山 少林寺
所在地:埼玉県秩父市番場町7‐9
宗 派:臨済宗建長寺派
本 尊:十一面観音
札所等:秩父三十四観音霊場 十四番札所
御詠歌:みどり子の母その森の蔵福寺 ちちもろともにちかひもらすな