久しぶりの参拝です。
こちらの寺院の由緒は、次の通りです(東京堂出版『古寺名刹大辞典』による)。
「東京都台東区上野4‐6‐2。妙宣山と号し、上野の摩利支天として知られている。日蓮宗。
国電山手線御徒町駅構内より二階建ての本堂を眺めることができる。当寺はアメ屋横丁の商店街が立ち並ぶ真ん中にあり、いかにも庶民の信仰に支えられた寺の風情がある。
開山は慈光院日遣で、十七世紀前半のことと推定される。
本尊の開運大摩利支天尊は厄除・商売繁昌・開運に霊験ありとされており古くから遠近の信者を集めている。江戸時代には正月の三ヶ日はを将軍家の賀と定め、一般信者は四日から許されたほどであった。
摩利支天の原語は陽炎・威光を意味し、つねに太陽に即していることから仏法守護の神の顕現であるとされた。日蓮も『摩利支天法華経を持ちて一切衆生を助け給ふ』という。摩利支天尊像は伝聖徳太子作とされ、京都本法寺の、日達が関東下向の際に将来したものである。
毎月亥の日を縁日とし、正月・五月・九月・十一月の大祭には黄金になぞられた黄色の飯に厄除の黒豆を添えて信者に配る。これは徳大寺開創以来の行事であり、これを食べると厄除のみならず、無病息災・家運隆昇の功徳があるという。
本尊十界互具の曼荼羅は日親の筆。
また都内では数少ない祈祷寺院でもある。」
御朱印も頂きました。御朱印代は、500円になります。