群馬県伊勢崎市の中心部に神社は鎮座していました。
最寄り駅は、JR両毛線・東武伊勢崎線「伊勢崎駅」になります。
神社専用の駐車場は、門前にありました。
こちらの神社の由緒は、次の通りです(大修館書店刊『日本の神仏の辞典』による)。
「【伊勢崎神社】
群馬県伊勢崎市本町の旧県社。祭神は保食神・少彦名命ほか二十八柱。例祭は10月17日。
建保元年(1213)に三浦介義澄が創建したと伝え、飯福神社と称した。明和九年(1772)に正一位を授かる。歴代領主が尊崇した。大正十五年(1926)まで神社百景合祀が行われ現社号に改めた。」
また、案内板によると次の通りです。
「順徳天皇の御代 健保元年(1213)三浦介義澄の創立したものと伝えられます。代々の赤石城主の崇敬厚く、明治に至って氏子持ちとなりました。大正十五年、旧称の飯福神社が、稲荷神社を始め町内数社を合祀して、正式に伊勢崎神社と改称されました。社殿は本殿・幣殿・拝殿からなり、本殿は嘉永元年(1848)の創建であり、彫刻の緻密にして壮麗な事は氏子の誇りであります。」
鳥居になります。
元は「飯福神社」という神社名で、「いいふくさま」と呼ばれていたそうです。
明治時代から大正時代にかけて町内の神社を合祀し、大正十五年に「伊勢崎神社」となったそうです。合祀した神様が多いのもその影響でしょう。昭和十六年には県社に昇格しています。
こちらの神社では、毎年1月11日には「上州焼きまんじゅう祭」と呼ばれる「福まん神事」が執り行われます。神前で鏡餅の様な大きな饅頭が焼かれ、宮司が祝詞を奏上し、神事の後には年男年女が饅頭に思いを込めた文字を書き込む「願い文字の儀」が行われます。焼き上がった饅頭は「福分け」として無料配布されるそうです。ニュースでは見たことがありますが、実際は行ったことはありません。
拝殿正面の上部には木製のプロペラが飾られています。
戦時中にスバル(富士重工)の前身にあたる「中島飛行機」の社員が飛行機が戦争から無事に帰ってくる様にと渡航安全・航空安全を祈願、奉納したものです。
「よく見れば 薺(なずな)花咲く 垣根かな」
御朱印は、境内の右側にある「授与所」で頂けます。伊勢崎銘仙の和紙に書かれた「書き置き御朱印」になり、御朱印代は300円です。
神社名:伊勢崎神社
鎮座地:群馬県伊勢崎市本町17‐10
祭 神:保食神(うけもちのかみ)
合祀神:大日孁命 素盞嗚命 誉田別命 大物主命 菅原道真命 健御名方命 火産霊命 大雷命 経津主命 市杵島姫命 表筒男命 武甕槌命
倉稲魂命 大山祇命 埴安姫命 大己貴命 速秋津姫命 天羽槌男命 火雷命 少彦名命 岡象女命 菊理姫命 別雷命 竹内宿禰命 八衛比古命 櫛御氣野命 速佐須良姫命
社格等:旧県社 伊勢崎総鎮守