1,000円と500円の二種類の御札があり、私は1,000円の星供養御札をお願いいたしました。
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こちらの寺院の由緒は、次の通りです(吉川弘文館刊『日本仏教史辞典』による)。
「【薬王院】
東京都八王子市の高尾山頂にある真言宗智山派の大本山。高尾山薬王院有喜寺と号す。成田山新勝寺・川崎平間寺とともに、同派の関東三山の一つ。また火渡りなどの修験道の行事を今日に伝えており、高尾山の風景にあいまって多くの人々が訪れている。
行基の開山と伝えられるが、実質的な開山は、南北朝時代の中興開山とされる俊源であろう。薬王院の動向が明確になるのは戦国時代からである。このころになると後北条氏から保護をうけ、住持の源実・源恵などが有喜寺道場にて印信を授与している。また源実によって薬師堂修造の勧進がなされており、現在の薬王院の基礎が確立したのはこの時代であろう。次の堯秀の代になると、元和七年(1621)に醍醐無量寿院で松橋の本流を許可され、田舎本寺としての地位を確立する。江戸時代初期には弟子を養成する常法談林所であったが、延宝五年(1677)に火災以来一時中断していたが、元禄十五年(1702)に僧録護持院隆光から再興を許可されている。飯縄宮が史料にあらわれるのは寛永十四年(1637)以降である。」
また、東京堂出版刊「古寺名刹辞典」によると次の通りです。
「【高尾山】
東京都八王子市高尾町2177。正しくは高尾山薬王院有喜寺と号す。真言宗智山派の大本山。成田山新勝寺、川崎の平間寺(川崎大師)とともに同宗関東三山の一つである。
天平十六年(744)行基菩薩の創建と伝えられ、南北朝時代に俊源が中興して飯縄権現(不動明王の化身)をまつり、それ以来修験道の修行根本道場となった。春のお山開きをかねて毎年三月の第二日曜日に行われる『火渡り』の荒行は有名である。
東京よりの便もよく、周囲は昆虫・植物の宝庫として自然公園となっており、その行楽客も少なくないが、大本坊に宿泊(『坊入』)して、護摩をあげ、また『蛇滝』『琵琶の滝』で水行に励むひとも少なくない。
薬師信仰の本堂と飯縄権現の本社との、真言と修験の教行一致した道場として三山中でも特色ある霊山となっている。」
寺院名:高尾山 有喜寺 薬王院
所在地:東京都八王子市高尾町2177番地
宗 派:真言宗智山派
寺格等:大本山、関東十一檀林
本 尊:薬師如来 飯縄大権現
通 称:高尾山
札所等:関東九十一薬師霊場 五番札所
関東三十六不動尊霊場 八番札所
多摩四国八十八ヶ所 六十八番札所
東国花の寺百ヶ寺
御詠歌:高尾なる 緑もふかき 法の山 飯縄の御威 永遠に変わらじ