茨城県桜川市の中でも旧真壁郡大和村に寺院はありました。
最寄り駅は、JR水戸線「岩瀬駅」になります。お寺の前までバスが出ているそうです。
お寺専用の駐車場はありました。自動車はかなりの台数は停められそうです。
こちらの寺院の由緒は、次の通りです(大修館書店刊『日本の神仏の辞典』による)。
「【楽法寺】
茨城県真壁郡大和村にある真言宗豊山派の寺院。雨引山。本尊は延命観音。通称雨引観音。
用明天皇の時代に開創と伝えられ、江戸期には朱印寺領百五十石が与えられ、徳川家康の祈願寺となっている。
安産子育ての観音様として北関東を中心に信仰を集める。
坂東三十三観音の二十四番札所。
【雨引観音】
茨城県真壁郡大和村本木の楽法寺の本尊。この寺は坂東三十三観音霊場の二十四番札所。
観音菩薩像は、平安前期の作と伝えられ、鎌倉時代の作である前立像とともに国指定重要文化財であり。安産に霊験あらたかな観音として知られている。」
また、東京堂出版刊「古寺名刹辞典」によると次の通りです。
「【楽法寺】
茨城県真壁郡大和村本木1。雨引山と号し、雨引観音の名でも呼ばれる。真言宗豊山派。坂東三十三ヶ所第二十四番霊場である。
用明天皇のころ、梁(中国)から法輪独守居士(楽法居士とも)が本尊を捧持して来日し、この地に一寺を開いたという。推古天皇の病気平癒に霊験があった勅願寺に定められ、また光明皇后の安産祈願にも修法が行われたことから、今日でも多くの信者が安産子育ての御守りを求めに訪れる。江戸時代には金運が授かるとされ、多くの江戸商人の信仰を集めた。これは明暦年間(1655〜1658)に紀ノ国屋文左衛門が商売繁昌と海上安全を祈願したことに始まる。
本尊延命観音像(重文)は弘仁時代(815ごろ)の造立。他に貴重な寺宝を数多く伝える。
雨引山の由来には諸説ある。開山独守居士が観音の名号を唱えると天から『善哉(よきかな)』の声があったので天彦(あまびこ)山というようになり、後に降雨の霊験があったので天引山と改称されたという。また嵯峨帝のころ、祈雨(雨乞い)の秘法が修されて雨引山とされたともいう。
御詠歌は、
へだてなき誓いをたれも仰ぐべし
仏の道にあまびきの寺」
「雨引観音」として知られている寺院になります。本尊は延命観音になります。
山門になります。
地蔵堂がありました。
境内に入ると本堂がありました。
本堂には本尊である延命観世音菩薩が祀られています。
丁度祈祷が行われていました。
丁度祈祷が行われていました。
境内には孔雀が放し飼いにされてました(・ω・) 動物園でしょうか?
多宝塔がありました。
御朱印は、授与所で頂きました。御朱印代は300円です。
授与所横からの眺めです。
寺院名:雨引山 阿弥陀院 楽法寺
所在地:茨城県桜川市本木1番地
宗 派:真言宗豊山派
本 尊:延命観音
通 称:雨引観音
札所等:坂東三十三観音霊場 二十四番札所
関東八十八ヶ所 特別霊場
東国花の寺百ヶ寺
御詠歌:へだてなき 誓をたれも 仰ぐべし 佛の道に 雨引の寺