まほろば御朱印紀行

日本のまほろばを探して、社寺散策をしています。 社寺散策の日記を中心にいろんなブログを書きます。

2013年11月

赤城山 長昌寺(栃木県足利市)5

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栃木県足利市にある「赤城山長昌寺」に参拝しました。
曹洞宗に属するお寺になります。

足利市の南部、佐野市や群馬県邑楽町・館林市にも近いところにお寺はありました。
お隣は、足利市立愛宕台中学校になります。

駐車場は、お寺の裏の道から入った所にありました。
自動車は、7〜8台位は停められそうです。


こちらのお寺の由緒は以下の通りです。
「長昌寺の開創は今から500年前の文亀三年(1503年)と伝えられています。
それは足利将軍家の世継ぎ問題で、11年も続いた『大仁の乱』がやっと終わり、足利幕府の権威が徐々に失われつつある時代でした。
そのような時に、臨済宗の僧侶、玄甫蔵主によって開創されました。
玄甫蔵主は12年間の住職の後、永正十二年(1515年)にお亡くなりになり、その後現在の浦和市大崎にある曹洞宗国昌寺の2世大雲文龍大和尚が大永六年(1526年)に晋住し、曹洞宗に改宗されました。
大雲文龍大和尚は、朝廷に参内して、禅の宗要を説くほどの人物で、朝廷から紫衣と仏日金蓮禅師という勅賜号を受けました。
その後、長昌寺は幾たびの火災に遭遇し、安政元年の25世意嶽道林大和尚以来、仮の本堂.庫裡のままでしたが、先住の30世大乗孝文大和尚の平成7年に本堂、庫裡等の伽藍を復興し、今日に至っております。」


駐車場に困ってしまいましたが、お寺の北にある道から入った所にありますので、自動車で行かれる方は気をつけて下さい。
駐車場から直接境内に入れます。

こちらが正面入り口になります。
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門標だけで、特に山門はありません。

入ると、左側には六地蔵がいらっしゃいました。
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右側には、観音堂がありました。
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「聖観世音菩薩」が祀られています。
こちらの観音様は、両野三十三観音霊場の札所本尊になります。

こちらが札所である碑です。
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「両野西国第三十三番札所」と刻まれています。
両野三十三観音霊場は、廃れてしまったようで、巡拝者はどれだけいるのか・・・

こちらが案内板です。
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観音堂前には「寂光観音」が祀られていました。
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三十三観音の一仏ではなさそうですが、どんな観音様なんでしょうか?

鐘楼がありました。
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木々に隠れてわかりづらいですが・・・続きを読む

摩尼珠山 虚空蔵院 能満寺(群馬県伊勢崎市)5

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群馬県伊勢崎市の南部、旧境町にある「摩尼珠山 虚空蔵院 能満寺」というお寺に参拝してきました。
新義真言宗のお寺になります。

目印は、「原病院」になります。
原病院の道路を挟んで、反対側にお寺はありました。

駐車場は、お寺の東側にあり、十数台位は停められそうです。


長和元年(1012)に創建されたお寺になります。
文化三年(1806)には本堂が火災にあってしまい、史料を焼失しているため、残念ながら詳しい由緒が分かりません。


こちらのお寺は、「上州新四国八十八ヶ所」という「四国八十八か所」の移し霊場の札所になります。

本堂は、周辺のお寺に比べたら、かなりの大きさになります。
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院号が「虚空蔵院」なので、祀られているのは「虚空蔵菩薩」になります。
文政四年(1821)に再建された本堂で、見るからに立派です。

境内の左側にある「不動堂」は、「厄除不動」として有名です。
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参拝される方は多いようです。
どのような祈祷をされるのかな?

小窓からのぞきました。
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不動明王のお顔がよく拝めません
残念・・・

また、不動堂の隣には「閻魔堂」がありました。
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小窓からのぞきました。
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どんな閻魔様なんだろうか・・・
よく顔が拝めない・・・
奪衣婆はいらっしゃらないですが、他の像は十王なのかなぁ?

境内は、垂れ桜と思われる木がありましたので、4月上旬には桜が咲き乱れると思われます。
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参拝するのが、早すぎた感じがします。
桜の咲く季節に参拝したいものです。続きを読む

美和神社&桐生西宮神社(群馬県桐生市)5

群馬県桐生市に鎮座する「美和神社」に参拝してきました。
延喜式神名帳に記載された式内社になり、旧郷社になります。

最寄り駅は、JR両毛線「桐生駅」もしくは上毛電気鉄道「西桐生駅」になります。
徒歩では少々かかりそうです。

駐車場はありませんでした。
自動車で行かれる方は気を付けてください。


美和神社の由緒は以下の通りです。
「当社は大和国御諸山神鎮まり坐す『元』官幣大社『現』大神大社と御同神にして創建は人皇十代崇神天皇の御代今を去る弐千有余年前我毛野国に東国鎮護の神として奉斎時恰も天下疾疫大に流行し時天皇之れを憂慮し玉ふ一夜大物主命天皇の御夢に告げて曰く之れ我御心なり宣く我御前を祭祀せば立ち所に息み年亦豊穣國家安穏なるべしと於是御社を御諸山に建立し御神霊を奉斎す此の事大和の御本社由緒記にも見ゆ。
(下野国十二社式内大神神社も同時鎮祭せしものならん)
当社は桓武天皇延暦十五年八月甲戌上野国山田郡美和大神を官社と為すと日本後記に見え後清和天皇貞観四年五月二十五日を以て従五位下勲十二等を授けられ又三代実録に陽成天皇元慶四年五月戌寅従五位の上より正五位以下勲十二等を授けられ其后朱雀天皇白河天皇崇徳天皇高倉天皇後鳥羽天皇土御門天皇亀山天皇後宇多天皇の各朝より位階を賜進せられたり延喜制式内の小社に列せられ国帳従一位美和大明神と記しあり
延享元年八月二十七日神祇道管領卜部朝臣兼確より上野國山田郡園田庄桐生鎮座三輪神社の御神号を贈進せられ。
旧旗本布施孫兵衛斯る古社の釆邑にあることを喜ひ毎年当社へ御供米参斗八舛御燈明料として米八石を慶応四年辰三月迄寄進せらる。
明治五年十一月郷社に列せられ。第二十三大区十二小区の鎮守とす。
明治四十一年七月省令に依り桐生町村社八坂神社を合併。」


入口になります。
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右側には社号標がありました。
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こちらは三輪大明神と刻まれています。
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鳥居になります。
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境内の右側に手水舎がありました。
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神楽殿になります。
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どんな神楽が舞われるのでしょうか?

八意思兼神社になります。
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社名から推察するに思兼神を祭神とすると思われます。
聖徳太子も祀られています。

その右側には機神社(はたがみしゃ)になります。
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やはり絹織物の街です。

市神母衣輪神社になります。
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元治元年(1865)に建立された筆塚になります。
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仙台石になり、当時の神官小島行楚の書だそうです。

八坂神社の神輿倉になります。
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八坂神社の祠をさがしたのですが、美和神社に合祀されているそうです。
八坂神社は、桐生祇園祭の神社になります。

こちらが美和神社の社殿になります。
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早速参拝です。

こちらが狛犬です。
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結構いかつい顔をしています。続きを読む

梅田山 西方寺(群馬県桐生市)5

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群馬県桐生市にある「梅田山 西方寺」に参拝してきました。
曹洞宗に属するお寺になります。

桐生市の北部、県立桐生女子高校の近くにお寺はありました。

最寄り駅は、JR両毛線「桐生駅」になります。
徒歩ではかなりかかります。
近くまでバスが来ているかもしれません。

駐車場は、入口を入っていくと左側にありました。
自動車は、十数台位は停められそうです。


こちらのお寺の由緒は以下の通りです。(由緒書きより)
「桐生氏歴代の墓所がある西方寺は鎌倉時代末期より約650年以上の歴史があり、寺の伽藍は南向きの穏やかな岡の斜面に建立されていて桐生氏歴代の墓所の高台まで登ると眼下の景色も素晴らしく遠く富士山も年に数回は観望できる。
 寺伝では、鎌倉時代安貞年間(1227年頃)野州の豪族宇都宮弥三郎頼綱公が出家して浄土門徒となり、その仲間の者が当地へ来て堂宇を構えたのが本寺の草創である。
 その後当地の豪族桐生国綱公は観応元年(1350年)檜杓山(城山)に桐生城を築き浄土宗宝樹山西方寺を建立した。
 およそ四十年後三代桐生豊綱公は禅宗の教義に共感し、当時の名僧峻翁令山和尚(法光円融禅師)を頼んで臨済宗に改宗した。
 令山和尚の記録によると明徳三年(1392)5月1日とある。(後略)」


 御朱印を頂いたのは平成22年12月29日、写真を撮影したのは平成25年8月14日になります。

こちらが入口です。
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狭いので、気を付けてください。

入口脇には、庚申塔等がありました。
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入っていくと、左側に駐車場がありました。

奥には大きな塔がありました。
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「桐生之塔」だそうです。
 平成四年に完成した石造十三重層塔になり、高さは約20mあるそうで、基台には四方四仏ががあるそうです。

お寺の境内に入ります。
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こちらが境内になります。
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綺麗に整備されていました。
京都の庭園のミニチュア版といった感じです。

境内の右側には、鐘楼がありました。
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こちらが本堂になります。
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 本尊である阿弥陀如来が祀られています。
 こちらの阿弥陀如来は、鎌倉時代末期のものになり、群馬県指定重要文化財になっています。
 臨済宗のお寺は、釈迦如来を本尊とする場合が多いですが、元は浄土宗なので阿弥陀如来を本尊とするのは納得がいきます。続きを読む

多宝山 福厳寺(栃木県足利市緑町)5

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栃木県足利市にある「多宝山福厳寺」に参拝してきました。
臨済宗建長寺派に属するお寺になります。


足利市の中心部から少し西へ行った「足利公園」の近くにお寺はありました。

最寄り駅は、JR両毛線「足利駅」になります。
徒歩では、20分位はかかりそうです。

駐車場は、入り口前にありました。
自動車は、15〜6台位は停められそうです。
お寺へ向かう道はかなり狭いので、自動車で行かれる方は、気をつけて下さい。

こちらのお寺は、寿永元年(1182)に藤姓足利忠綱が忠綱が母の菩提と父の供養のため開基となり、理真上人を開山として開創されたお寺になります。

こちらが入口になります。
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山門はありませんでした。

境内には桜があり、参拝したときは、まだ3〜4分咲きといった感じでした。
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もう少し遅かったら良かったです。

境内の左側にある地蔵堂がありました。
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「セキ地蔵尊」が祀られています。

また、その隣には地蔵堂があります。
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その右側には、足利七福神の布袋尊がいらっしゃいました。
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なんだか端っこにありましたが、福福しい笑顔でした。

本堂には、釈迦如来が祀られています。
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また、足利義兼公と時子夫人の守り本尊になる「子安観音」が祀られているそうです。続きを読む
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「社寺参詣道 代表師範」になります。

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日本のまほろばを探して社寺を参詣してます。社寺参詣道代表師範&御朱印ブロガーです。伊勢神宮・靖国神社・世良田東照宮・久能山東照宮・鳳来山東照宮の各崇敬会に入会しています。 取得資格:普通自動車免許、2級ファイナンシャルプランニング技能士、日商簿記検定2級、秘書検定2級、神社検定参級、全経電卓検定3級、安全衛生推進者
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