群馬県桐生市の北西部に寺院はありました。
最寄り駅は、JR両毛線「桐生駅」、上毛電気鉄道「西桐生駅」になります。
徒歩で行くのは無理ですので、バスをご利用ください。
駐車場はありました。
こちらの寺院の由緒は次の通りです(桐生仏教会刊『積善 桐生のお寺』による)。
「宝徳寺は臨済宗大本山建長寺第七十三世仏印大光禅師を開山として、桐生城主桐生正綱公の開基により室町時代の宝徳年間(1450年頃)に創建された禅寺です。
当山の場所は桐生城(柄杓山城)の裏側に位置し、名久木の砦の入口を見渡す所にあります。これは正綱公が城主を継ぐ以前に此の地に邸宅を構え桐生城の背面の守備の任務を果すと共に、仁田山八郷の守備も受け持っていたと考えられています。
天明年間の記録によると宝徳寺はニヶ寺の末寺(玄光寺、長徳寺)を有していたとあります。おそらく此の末寺を建て始めたころには、宝徳寺には何人もの雲水(修行僧)も常時いたものと考えられ、寺観も相当威容を示していたものと考えられています。
江戸中期には当山十七世の天渓和尚が大本山建長寺百八十六代管長を務めました。
方丈前は枯山水庭園になっています。枯山水とは、室町時代の禅院の『作庭様式』の一つで、水を用いずに、石・砂などにより自然の生命を表現する庭のことです。当山の枯山水庭園は、正面に野趣に富んだ山肌を借景とし、朝には太陽、夜は月さえも庭園の一部に取り入れてしまい、宇宙の森羅万象を写してみることができます。
方丈脇には枯山水とは異なり、滝と池からなる山水庭園があります。静寂な禅の庭は壮大な宇宙観と融け合い、時代を超えて我々の心と対話し続けています。また5月初旬には境内を数百株のぼたんが彩り私たちの心を和ませてくれます。」
入り口になります。
本堂へ向かいます。
鐘楼堂です。
本堂を望む。
境内は、今日とのお寺を思わせます。キリッとした感じでした。
御朱印は、庫裡にて頂けました。
複数あり、御朱印代は、各500円です。
授与品はありました。
ご希望の方はどうぞ。
寺院名:大光山 宝徳寺
所在地:群馬県桐生市川内町五丁目1608番地
宗 派:臨済宗建長寺派
本 尊:釈迦牟尼如来