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埼玉県行田市の佐間天神社に参拝してきました。
「水城公園」の南東部に神社は鎮座していました。

最寄り駅は、秩父鉄道「行田市駅」になります。
徒歩では上々かかりそうです。

駐車場は見当たりませんでした。
こちらの神社は「行田八幡神社」が兼務していますので、行田八幡神社の第二駐車場を利用した方が良いかもしれません。歩いて十数分位で着きます。


こちらの神社の由緒は、次の通りです(案内板より)。
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「佐間天神社縁起
 佐間天神社の創建は忍城主の成田氏が忍城築城の折、谷郷、春日社、西を城の没沢の取入口とし、天神坊を出口としたと伝えられている。その天神坊を慈眼山安養院の守護神として天神社を勧請した。今から500年前のことである。享保5年12月(1720)京都の唯一神道、吉田殿より『正一位天満天神』の神格を与えられた。その後、文化10年8月25日(1800)本殿が再建された。本殿に安置される天神座像は春日の作と伝えられている。又、境内の欅の樹齢は行田市教育委員会の推定によると400年とされている。
 佐間天神社には学問の神様、菅原道真公が祭神として祀られている。以前は慈眼山安養院が神護神であったが、その様子は今でも白山社、伊奈利社、厳島、明神・・・等の合祀社が多く両部神道の名残を留めている。神門は安政3年(1850)の大火で類焼したがここで火が止まった為、火防の門と呼ばれた。
 明治22年、佐間村、成田町、行田町が合併し忍町となり、妙音寺にあった温知学校を廃止し、天神社社務所に佐間学校が開校した。正式には忍学校第三教場と言われた。大正4年3月、行田尋常小学校第三校舎(現在の新町会館)が新築されるまでここに存在したのである。

天神社の行事
・大祓式(6月30日、12月31日)
・八坂祭(7月中旬の土、日)
・例大祭(9月25日)
・新嘗祭(11月23日)
・勧学祭(12月初旬)
・元旦祭(1月1日)
・初天神祭(2月25日)
・初午祭(3月第1午の日)
 特に八坂祭、元旦祭は大いににぎわいを見せている。この様に、古い歴史を持つ天神社は佐間地区の鎮守として広く人々から信仰されている。」


古墳通りから左に曲がったところに神社は鎮座していました。
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こちらが神門になります。
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「天満社」と刻まれた社号額が掲げられていました。
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入ります。
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右側には手水舎がありました。

鳥居になります。
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くぐると狛犬がいらっしゃいました。
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社殿になります。
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内部が覗きこめました。
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(´人`)

束帯の菅原道真公の画像が掲げられていました。
立派な天神画像でした。

こちらは神楽殿になります。
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どんな神楽が舞われるのでしょうか。

境内は水城公園の一画なので、後方は木々が多くありました。
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周辺は「佐間口」と呼ばれており、天正18年の石田三成軍の忍城攻めの際に正木丹波守が陣を構え、戦ったといいます。
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正木丹波守の屋敷もこの地にあったそうです。

境内には欅(けやき)が多くありました。
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案内板には、次の通り書かれていました。
「欅群
 天神社は、享保5年(1720)12月京都の吉田家より神位を与えられ、正一位天満天神と称するようになった、との記録がある行田市佐間地区の鎮守です。
 祭神は学問の神様として信仰されている菅原道真です。その天神社境内に9本の巨木が群生するこの欅群は、いずれも樹齢400年以上と推定される古木群です。樹高は高いもので30m、目通り幹周は最大のもので5.0mを計ります。落雷のため幹に空洞があるものがありますが、樹勢は旺盛で、枝張りもよく繁茂していて、神域の風致を保っています。また、秋には美しい紅葉が見られます。」


境内には「伊奈利神社」が鎮座していました。
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(´人`)

こちらは社務所でしょうか?
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社殿後方には、青面金剛が彫られた塔等がありました。
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その中に別当寺であった「慈眼山安養院」の石碑がありました。
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廃寺ですので、お堂はありません。


御朱印は、行田八幡神社の授与所で頂けます。
御朱印代は、300円です。

由緒書きはありませんでした。




神社データ
神社名:佐間天神社
鎮座地:埼玉県行田市佐間一丁目10‐8
祭 神:菅原道真公
社格等:旧佐間村鎮守