群馬県前橋市の東、長閑な田園地帯の中に神社は鎮座していました。
駐車場は、参道沿いの左にありました。自動車は、100台くらいは停められそうです。
こちらの神社の由緒は、次の通りです(大修館書店刊『日本の神仏の辞典』による)。
「群馬県前橋市下大屋町の安産守護の神社。祭神は木花佐久夜毘売命。別名大胡(または荒砥)の産泰様。
前橋藩主酒井氏の尊崇を得たとされ、信仰圏は県下ほか埼玉・東京にも及ぶ。安産後はお礼に底抜け柄杓を奉納する。」
また、案内板によると次の通りです。
「この神社の創建は、社伝によれば履中元年とされているが定かでない。しかし、社殿背後に壘々としている巨石群から、神社信仰の初現形態の一つである巨石崇拝にその起源があるとみられ、歴史の古さがしのばれる。
安産を祈る者が、軽くヌケル(生れる)ようにと底を抜いたヒシャクを奉納するようになったのは、江戸時代以降のことで、前橋、伊勢崎などをはじめ県下一円の人々から、安産の神として篤い信仰を受けた。特に、前橋藩主酒井雅楽頭は、社殿の造営をするなどその信仰著しいものがあった。
酒井氏の造営になった社殿は、多くの彫刻で飾られ、内部格天井には、酒井抱一が描いたとされる極彩色の花鳥図もある。数ある社宝のうち八稜鏡は、平安時代のもので、前橋市の重要文化財に指定されている
また、四月十八日例祭の際に奉納される太々神楽も前橋市の重要無形文化財に指定されている。」
前橋市と言ってもかなり長閑な所に神社は鎮座しています。
鳥居と神門。
境内の左奥には、琴平神社や日枝神社等の境内社が鎮座していました。
境内社にも参拝される方もいらっしゃいました。
令和に改元されたので限定御朱印が授与されていました。印刷の御朱印のみで御朱印代は300円です。いつまでの授与なのかはわかりません。
御神札や各種御守り(各1,000円)等の授与品はありました。
安産子育てのご利益がある神社になります。
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