群馬県渋川市の中でも伊香保温泉に近いところにお寺はありました。
お寺専用の駐車場は、お寺の北側にありました。自動車は、100台以上は停められそうです。
こちらの寺院の由緒は次の通りです(由緒書きによる)。
「坂東三十三札所中第十六番水沢観世音は 千三百有余年の昔、推古天皇、持統天皇の勅願により 高麗の高僧恵灌僧上の開基にして 国司高光中将公の開基である。五徳山水沢寺の名称は 推古天皇の御宸筆の額名に因るものであり 坂東第十三番浅草観世音及十八番日光中禅寺観世音と比肩すべき名刹である。御本尊は国司高野辺家成公の三女 伊香保姫の御持仏 十一面千手観世音菩薩であり 霊験あらたかなること、特に七難即滅七福即生の御利益顕著である。
御詠歌に たのみくる 心も清き 水沢の
深き願を 得るぞうれしき
当時は御堂の数三十余宇、御仏の数一千二百体にも及びましたが、再三の災火のため現在の建物は大永年間に仮堂を造立し、元禄年間より宝暦天明年間に至る三十三ヶ年の大改築に依るものである。東京へ三十六里、日光へ三十六里、善光寺へ三十六里という枢要なる霊場である此の地は 歴代天皇の勅願寺として伝わり 上野の国司の菩提所であったことも史跡に残り 近く徳川時代迄は村の入口には大制札があって、一、弓は袋をかけて通れ、一、鉄砲は火縄を消して通れ、一、馬は引き手綱をつけて通れ、と御朱印地の権威は中々のものであった。」
坂東三十三観音霊場の札所として知られている寺院です。
水沢観音の鎮守社なんでしょうか。
観音堂は千手観音、六角堂は大日如来と六地蔵が祀られています。観音堂は坂東三十三観音霊場、六角堂は関東百八地蔵尊霊場の札所になっています。
本堂前の香炉は線香が供えられ、良い香りがしています。
伝教大師と思いきや弘法大師が祀られています。
御朱印は、本堂向かいの授与所で頂けます。今回は御詠歌の御朱印を頂きました。御朱印代は300円です。
御守りや御札といった授与品はありました。そのなかにオリジナル御朱印帳がありました。
寺院名:五徳山 無量寿院 水澤寺
所在地:群馬県渋川市伊香保町水沢214番地
宗 派:天台宗
本 尊:千手観世音菩薩
通 称:水澤観音
札所等:坂東三十三観音霊場 十六番札所
上州三十三観音霊場 別格霊場
関東百八地蔵尊霊場 三十三番札所
御詠歌:たのみくる 心も清き 水沢の 深き願いを うるぞうれしき
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