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 東京港区芝公園には、徳川家の菩提寺で浄土宗大本山になる「芝増上寺」があります。山門や本堂は大きく、さすが徳川家の帰依したお寺だと思います。
 江戸時代には将軍も参詣をしたそうで、特に将軍が出入りした門を「御成門」と称したそうです。

 「御成門」の最寄り駅は、都営三田線「御成門駅」になります。A1出口を出てすぐになります。


 御成門の所には、港区教育委員会が作成した案内板がありました。
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「  御  成  門
 増上寺(徳川家の菩提寺)の裏門としてつくられたが、もっぱら将軍が参詣するさいに用いられたので、『御成門』と呼ばれるようになった。
 初め『御成門』は、現在の御成門交差点にあったが明治二十五年の東京市区改正計画で内幸町から増上寺三門を経て芝公園に至る道路が新設された際に、この位置に移築された。
 その後、増上寺三門や旧庫裡門・徳川家墓地の惣門・二天門とともに関東大震災や太平洋戦争の戦火から難をのがれて今日に及んでいる。

昭和四十八年三月
    
      東京都港区教育委員会

文化財を大切にしましょう。」


 この御成門の場所は、増上寺のそばにある東京プリンスホテルの敷地内?にあります。港区立みなと図書館の道路を挟んで反対側にあります。

 この御成門は、増上寺の所有なのか、東京プリンスホテルの所有なのか、もしくは東京都や港区なのかはわかりません。
どこなのだろうか?

 御成門の保存状態は、かなり悪いような気がします。修復しないのかな?残念です。

 特に拝観料が必要なく、柵越しに見ることができました。

 何でこんなところにひっそりあるのかがわかりませんが、国や都の重要文化財になっても良さそうな感じですが、どうなんでしょうか?