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群馬県桐生市にある「眼亀山 常楽院 最勝寺」に参拝しました。
天台宗に属するお寺になります。

桐生市の中心部にあり、桐生信用金庫本店や足利銀行新宿支店、渡良瀬川に架かる錦桜橋の近くにお寺はありました。

最寄り駅は、JR両毛線「桐生駅」になります。
徒歩では、20分位はかかりそうです。

駐車場は、見当たりませんでした。
自動車は、境内に数台停められそうです。
また、自動車は桐生市役所やシルクホールの駐車場に置いて、5分位は歩いても良いかもしれません。


こちらのお寺は、「新宿通り」に基点にあり、渡良瀬川にも近い場所にあります。
ここの一帯は、天文十三年(1544)に桐生城主桐生大炊介祐綱が膳城主膳因幡守と戦った場所になります。
元亀二年(1571)に桐生氏に仕えたことがあり、桐生氏滅亡後は由良氏に仕えた常見氏によって建立されたお寺になります。
元号に因み山号がつけられ、後に眼亀山と山号になったそうです。
また、近くには桐生雷電神社が鎮座していますが、開基の常見氏の屋敷神の雷電神社をその地に移して、最勝寺を別当寺としたそうです。
周辺は、最勝寺の門前町であったが、時代と共に寺域も縮小して、現在の境内になったそうです。


こちらが入口になります。
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本町通りから狭い新宿通りに入って直ぐにあります。

門標です。
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入ると、正面には本堂があります。
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本尊である薬師如来が安置されています。
準四国八十八ヶ所という霊場の札所本尊であるようですが、残念ながら廃れてしまったようで、札所の全容はわかりません。

また、地蔵菩薩も祀られており平安時代末期の作の仏像になるそうで、群馬県が重要文化財に指定しようとしましたが、辞退したそうです。

また、東上州三十三観音霊場の札所本尊の聖観世音菩薩も祀られています。

本堂に掲げられていた山号額になります。

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なかなか立派な字です。

境内の左側には、六地蔵がいらっしゃいました。(写真の左側)
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こちらは、無縁仏かもしれません。

写真の右側には、大きな石仏がいらっしゃいました。

大日如来でしょうか?
なかなか立派な石仏です。
また、歴代住職のお墓と思われる卵塔がありました。
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そのお隣は、「百番順禮供養塔」と「庚申塔」がありました。
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境内の左側の奥まった所には、「稲荷堂」がありました。
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こちらのお寺の鎮守社なんでしょう。
いわゆる「荼枳尼天」が祀られています。

御朱印は、本堂の右側にある「庫裡」で頂けました。
御朱印代は、300円でした。




寺院データ
寺院名:眼亀山 常楽院 最勝寺
所在地:群馬県桐生市錦町二丁目14‐31
宗 派:天台宗
本 尊:薬師如来
札所等:「東上州三十三観音霊場 二十九番札所」・「準四国八十八ヶ所 五十九番札所」
御詠歌:桐生えて鳳凰遊ぶ最勝寺 ためし稀なる霊地なりけり