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 茨城県古河市に鎮座する「雀神社(すずめじんじゃ)」に参拝してきました。旧郷社になります。

古河市の西部、群馬県板倉町、埼玉県加須市、栃木県野木町にも近い渡良瀬川の土手のそばに神社は鎮座していました。

 最寄り駅は、JR宇都宮線「古河駅」、もしくは東武日光線「新古河駅」になります。徒歩では、両駅から20分位かと思われます。

 神社の東側の道には「雀神社前」というバス停があったのでバスがきています。調べてみたら、「ぐるりん号」なるバスが来ていました。おそらくはコミュニティーバスなんでしょう。JR古河駅を起点に古河市内を走っているようです。片道100円、一日乗り放題券は300円だそうです。

 駐車場は、神社の東側にありました。自動車は、数十台位は停められそうです。

 神社迄の道は、少々狭いですので、自動車で行かれる方は気をつけて下さい。

 古河総鎮守になる神社になります。また、猿島郡の唯一の「郷社」だったそうです。


 こちらの神社の創建年代は不明になりますが、貞観年間(859年〜877年)に出雲国に鎮座する「出雲大社」からの勧請と伝わっています。「雀神社」という社名の由来は、昔この一帯を「雀が原」といったのでその名がつけられたという説があります。また、「鎮宮(しずめのみや)」が「雀宮(すずめのみや)」になったという説もあります。
 戦国時代に初代古河公方「足利成氏」が古河にきて、この神社を崇拝することが多く、天下泰平、国土安穏、武運長久を祈ったとされています。


 3月17日に参拝したので、渡良瀬遊水地では野焼きをやっており、何だか少々焼けたような匂いがしており、自動車で遊水地沿いを走っていたら、ずいぶん灰に降られました。最初は火事だと思い、「どこかな?」と思っていましたが、だんだん状況がわかりました。「道の駅きたかわべ」では、満車状態で入れず・・・土手沿いには、路駐の車と見学者で多数・・・何だかなぁ・・・って感じでした。

 さて参拝です。

 こちらが一の鳥居になります。
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 こちらが扁額になります。
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 青銅製なんでしょうか?

 猿島郡・東葛飾郡の郷社だったそうです。
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 参道を進んでいきます。
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 この先直角に曲がります。なんでだろ・・・何か因縁めいたものがあるのでしょうか?

 曲がるとこんなモニュメントがありました。
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 こちらは、狛犬の部類に入るのでしょうか?よくお顔がわかりません。

 手水舎がありました。
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 手と口をすすいで、先に行きます。
 二の鳥居です。
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 現在の社殿は、慶長十年に古河城主松平康長が造営したものになるそうです。
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なかなか立派でした。
境内には、木々が多くあり、春先から初夏にかけて良いかもしれません。

 境内の左側(土手の方)には、神輿が入ったお社(神輿倉?)がありました。
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 こちらは神楽殿です。
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 神楽の面は、文化時代の名工「原舟月」の作になり、「さらさ獅子舞」は、悪疫をはらうために行った舞になるそうです。郷土芸能として今でも夏祭には行なわれているそうです。廊下で社殿から来れます。

 御朱印は、境内の右側にある「授与所」で頂けました。御朱印代は、300円でした。

 由緒書きはありました。

 御守りや御札といった授与品はありました。

 こちらの神社からさほど遠くないところに「頼政神社」が鎮座しています。
 また、葛飾坂東三十三観音霊場の番外札所の「古河長谷観音」もありました。
 お城好きにはたまらない古河城址には「古河歴史博物館」があります。
 歴史に浸るには、良い街です。




神社データ
神社名:雀神社(すずめじんじゃ)
鎮座地:茨城県古河市宮前町4‐52
祭 神:大己貴命 少彦名命 事代主命
社格等:旧郷社