6月3日に東京都渋谷区にある「渋谷山東福寺」に参拝してきました。
天台宗の名刹です。
渋谷区ってお寺は少ないのですかね?
御府内八十八ヶ所のお寺が数ヶ所あり、それ以外は神社というイメージがあります。
こちらのおてらの最寄り駅は、JR山手線・東京メトロ銀座線・半蔵門線・東急東横線・京王井の頭線「渋谷駅」になります。
駅から徒歩では、十数分位の所にありました。
「金王八幡宮」の隣にお寺はありました。
お寺の専用駐車場は、見当たりませんでした。
自動車で来られる方は、近隣の有料駐車場を利用した方が良いかもしれません。
こちらのお寺は、承安三年(1173年)圓鎭僧正によって、現在地に開創されたと伝えられています。
建仁二年(1202)当地の地頭「渋谷高重」が帰依したそうです。
隣接する「金王八幡(渋谷八幡宮)」の別当寺になるお寺で、渋谷区内最古の寺院となるそうです。
お寺は大通りには面していません。少々わかりづらいかもしれません。
入り口です。
大きな山門はありませんでした。
これじゃわかりづらいな・・・
参道を進みます。
境内は、小ぢんまりしており、木々がうっそうと生えており、夏場は蚊が多そうです
お昼時の参拝でしたが、少々薄暗い雰囲気です
鐘楼がありました。
渋谷区指定有形文化財になっているそうです。
どおりで立派なわけだ
参道を進んでいくと、正面に本堂がありました。
なかなか立派な本堂です。
天台宗なので、「阿弥陀如来」が祀られています。
「大東京百観音霊場 五十九番札所」と「東京三十三観音霊場」の札所になっていますが、複数の観世音菩薩が祀られており、現在はどの観音様が札所本尊かわからないそうですが、「渋谷区役所の方が言うには『千手観世音菩薩』であろう」とご住職は言ってました。
また、由緒書きによると、「矢拾観音」は「江戸三十三観音参り 二十二番札所」となっているそうですが、「昭和新撰江戸三十三観音霊場」と関係があるかどうかはわかりません。
由緒書きを見たのは、帰りであり、住職に聞くことはできませんでした
追記:「江戸三十三観音参り 二十二番札所」については、江戸時代の享保二十年に「続江戸砂子十遺」に出てくる「近世江戸三十三観音霊場」になります。一番札所は「浅草観音(金龍山浅草寺)」になります。
昭和新撰江戸三十三観音霊場は、「江都三十三観音霊場」をモデルにして出来ています。同時期に出来た霊場です。続きを読む